第36期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成 助成先決定
2025年09月18日
2025年9月18日の臨時理事会において、第36期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成の助成先が下記の通り決定いたしました。 今期の応募件数は137件、採択件数は43件、採択金額は4,400万円でした。 多くのご応募をいただき、誠にありがとうございました。 採択者一覧(PDF) 国内研究助成団体 | 代表者 | テーマ | 期間 | 内定金額 |
オガサワラノスリポックス疑い調査チーム | 千葉 夕佳 | オガサワラノスリの鳥ポックス感染症疑いに係る基礎調査(コメント付き採択) | 1年 | ¥1,000,000 |
富山県ミヤマシジミ研究調査チーム | 木下 豪太 | 草原性蝶類ミヤマシジミの富山県における現存個体群の生息状況調査と遺伝的多様性の研究 | 2年 | ¥1,000,000 |
外来鳥類研究会 | 天野 一葉 | 外来鳥類サンジャクの管理計画のための基礎調査 | 1年 | ¥1,000,000 |
植物・菌類標本の自然保護への活用をめざす研究グループ | 清水 晶子 | 東京大学農学部森林植物資料室に保存されるシダ植物・菌類標本の自然保護への活用を図るための調査 | 1年 | ¥960,000 |
高知県イカリソウ保全プロジェクト | 三村 真紀子 | 南海トラフ高速道路建設に伴う希少種のモニタリング | 2年 | ¥1,000,000 |
津屋崎干潟生物研究グループ | 桝永 一宏 | 津屋崎干潟に生息する絶滅が危惧されるヒガタアシナガバエの保全に向けた分類と生態に関する基礎研究 | 1年 | ¥1,000,000 |
八重山希少植物保全グループ | 駒田 夏生 | 八重山諸島の二次草地における希少野生植物の基礎調査 | 2年 | ¥1,000,000 |
爬虫・両生類新興感染症対策委員会 | 宇根 有美 | 在来爬虫類保全のための新興真菌症対策に関する研究 | 1年 | ¥980,000 |
認定NPO法人野生生物保全論研究会 | 鈴木 希理恵 | ペット・園芸用輸入動植物の管理に関するポジティブリスト法制化の研究 | 1年 | ¥760,000 |
シコクイチゲ保全研究会 | 山本 将也 | 四国に取り残された高山植物シコクイチゲの自然回復に向けた保全ゲノミクス | 2年 | ¥1,000,000 |
鳥取大学持続的森林管理研究グループ | 芳賀 弘和 | 湧水環境に生息する希少種ヒバサンショウウオ幼生の生態と環境応答に関するフィールド研究 | 2年 | ¥1,000,000 |
特定非営利活動法人 タンチョウ保護研究グループ | 百瀬 邦和 | 北海道における海外由来タンチョウの侵入状況と遺伝的多様性の変化:鳥インフルエンザの大規模発症予防の基礎データ(コメント付き採択) | 2年 | ¥1,000,000 |
伊豆諸島外来両生類調査団 | 馬籠 優輔 | 伊豆諸島式根島における国内外来種アズマヒキガエルの根絶に向けた駆除活動 | 2年 | ¥420,000 |
ヤシガニ保全研究グループ | 藤田 喜久 | ヤシガニ保全のこれまでとこれから~ヤシガニ保護条例の事前評価及び効果検証 | 1年 | ¥1,000,000 |
浅間山北麓イノシシとその被害を調べ隊 | 廣田 充 | 急増するイノシシが浅間山北麓の脆弱な生態系に及ぼす影響解明のための調査 | 1年 | ¥860,000 |
サンゴ礁生態系と人間との関係研究グループ | 田代 豊 | サンゴ礁生態系が南西諸島自然海岸景観にもたらす感性的価値の解明 | 1年 | ¥980,000 |
奄美ケナガネズミ追跡プロジェクトチーム | 菊池 隼人 | 集落に現れる希少種ケナガネズミの実態把握および軋轢解消のための基礎調査 | 2年 | ¥1,000,000 |
大阪府北部哺乳類保全研究グループ | 寺田 佐恵子 | 大阪府における絶滅危惧種ホンドギツネの生息状況調査:生物多様性保全に資する都市緑地の検討にむけて | 2年 | ¥1,000,000 |
秋田大学 仏沼環境保全チーム | 齋藤 憲寿 | 絶滅危惧種オオセッカの繁殖湿地における青森県仏沼の地下水調査 | 2年 | ¥1,000,000 |
信州野生動物研究会 | 池田 敬 | 中央アルプスにおけるライチョウ個体群を保全するための中型食肉目に関する基礎調査(コメント付き採択) | 2年 | ¥1,000,000 |
水産大学校海洋生産管理学科漁具学研究チーム | 梶川 和武 | 海草保全型漁具の開発についての研究 | 2年 | ¥1,000,000 |
伊豆大島オオミズナギドリ研究グループ | 伊藤 舜 | 伊豆大島におけるオオミズナギドリの繁殖状況解明に向けた基礎調査 | 2年 | ¥1,000,000 |
房総ニホンザル交雑防止のためのワーキンググループ | 森光 由樹 | AI技術を用いたニホンザル房総個体群の遺伝子汚染の評価 | 2年 | ¥1,000,000 |
採択件数23件、 助成内定金額 | ¥21,960,000 |
団体 | 代表者 | テーマ | 期間 | 内定金額 |
伊豆諸島植生研究グループ | 上條 隆志 | サクユリがつなぐ伊豆諸島の自然保護シンポジウム開催 | 1年 | ¥690,000 |
NPO法人三浦半島生物多様性保全 | 天白 麻衣 | トウキョウサンショウウオの生息地再生を目的とした谷戸田保全活動 | 1年 | ¥990,000 |
一般社団法人コンサベーション・インターナショナル・ジャパン | 榎本 明子 | ジンベエザメ保全に向けた海洋プラスチック問題啓発イベントの実施 | 1年 | ¥1,000,000 |
特定非営利活動法人 小笠原海洋島研究会 | 井上 正隆 | 父島における固有昆虫類の局所的残存個体群の保全活動 | 1年 | ¥760,000 |
採択候補件数4件、助成内定金額 | ¥3,440,000 |
団体 | 代表者 | テーマ | 期間 | 内定金額 |
公益財団法人阿蘇グリーンストック | 松嶋 和子 | 阿蘇・波野原の希少植物生育環境保全プロジェクト | 1年 | ¥500,000 |
テンポラリ耶馬溪 | 福田 まや | 耶馬溪地域の里山調査による「自然共生まちづくり」 | 1年 | ¥500,000 |
五島自然塾 | 永冶 克行 | 長崎県天然記念物「五島八朔鼻の海岸植物群」の保全と外来種植物駆除 | 1年 | ¥500,000 |
NPO法人脇本海岸ウミガメ・シロチドリ会 | 大川内 良一 | 海浜の貴重な動植物を護るための環境整備(外来種の駆除と埋設ゴミの除去) | 1年 | ¥500,000 |
採択件数4件、助成内定金額 | ¥2,000,000 |
団体 | 代表者 | テーマ | 期間 | 内定金額 |
Primate Conservation Education Program | Rizaldi Rizaldi | メンタワイ島シプラ島における希少霊長類のためのコミュニティベースの保護区設立に向けた基礎研究 | 1年 | ¥1,000,000 |
特定非営利活動法人カリンズ森林プロジェクト | 橋本 千絵 | ウガンダ・カリンズ森林保護区における生活活動によるダメージの実態調査と対策 | 1年 | ¥1,000,000 |
採択件数2件、助成内定金額 | ¥2,000,000 |
団体 | 代表者 | テーマ | 期間 | 内定金額 |
嬬恋村高山蝶を守る会 | 松本 智之 | 浅間山系におけるコヒョウモンモドキの野生復帰基本計画 | 2年 | ¥1,620,000 |
日本シダの会 絶滅危惧種保全委員会 | 岡 武利 | 屋久島産希少シダ域外保全プロジェクト | 2年 | ¥1,990,000 |
いしのまき野生生物調査会 | 辻 大和 | ニホンジカの採食圧が植生改変を通じて動物の群集構造に与える影響の定量化 | 1年 | ¥1,000,000 |
伊吹山の植生とシカ研究グループ | 前迫 ゆり | 花の百名山伊吹山草原の多様性保全研究:シカと土壌侵食影響下の植生回復プロジェクト | 2年 | ¥2,000,000 |
京都大学野生動物研究センター | 關 真理江 | ニホンジカによる長期的な下層植生の衰退がヤマネコの分布に及ぼす影響の推定 | 2年 | ¥2,000,000 |
島根自然保護協会 | 青木 充之 | 大江高山イズモコバイモ自生地保護活動 | 2年 | ¥2,000,000 |
採択件数6件、助成内定金額 | ¥10,610,000 |
団体 | 代表者 | テーマ | 期間 | 内定金額 |
ミヤマシジミ里の会 | 宮下 直 | ミヤマシジミの長期保全を目指した生息地の管理・創出に向けた協同的研究 | 2年 | ¥990,000 |
根室半島自然史研究グループ | 首藤 光太郎 | 北海道根釧地域の湿原・草原における植物相・植生の研究と保全策の提案 | 3年 | ¥1,000,000 |
北教大ー神戸大水環境チーム | 今村 彰生 | 分断された個体群のニホンザリガニは低pHや高温・低酸素ストレスにどこまで耐えられるか | 2年 | ¥1,000,000 |
南西諸島マドボタル研究チーム | 立田 晴記 | 国内外来種ヤエヤママドボタルの分布拡大プロセスのモニタリング手法および防除用化学資材の開発 | 3年 | ¥1,000,000 |
採択件数4件、助成内定金額 | ¥3,990,000 |