お知らせ

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自然保護助成基金からの情報を掲載します。

第6期協力型助成 助成プロジェクト決定

2021年3月12日

審査委員会および理事会での審議の結果、以下のプロジェクトへの助成が決定いたしました。
今回の応募件数は、国際NGO助成3件、国際的プログラムに関する助成4件の、計7件でした。

ご応募いただいた皆様には、採否に関わらず審査委員からのコメントをお送りいたします。
この度は、協力型助成へのご応募、誠にありがとうございました。

カテゴリー 団体名 代表者名 テーマ(期間) 助成金額(万円)
国際NGO助成 特定非営利活動法人カリンズ森林プロジェクト 橋本千絵 ウガンダ・カリンズ森林保護区における霊長類と森林の保護、および地域社会との共働の推進 (1年間) 94
国際的プログラムに関する助成 NPO法人奄美野鳥の会 鳥飼久裕 世界自然遺産候補地 奄美大島における録音装置を用いた鳥類モニタリング手法の開発と、次世代の調査従事者の育成(1年間) 100
国際的プログラムに関する助成 世界遺産白神山地ブナ林モニタリング調査会 中静 透 白神山地ブナ林の100年モニタリング(2年間) 109.6
【参考】第4期からの継続プロジェクト(コロナのため期間延長中)
カテゴリー 団体名 代表者名 テーマ
学協会助成 日本鱗翅学会
自然保護委員会
矢後勝也 最絶滅危惧チョウ類の保全と農林業・地域住民との共存共栄をめざして
第5期からの継続プロジェクト(一部コロナのため期間延長中)
カテゴリー 団体名 代表者名 テーマ
学協会助成 日本緑化工学会
生態・環境緑化研究部会
中島敦司 地域との協働による阿蘇の草原植物の活用と地域活性化
国際NGO助成 特定非営利活動法人
バードリサーチ
神山和夫 フィリピン・ルソン島での野鳥生息地を守る森林コーヒー栽培

第6期協力型助成の募集案内

2020年11月30日

本助成は、 当財団が助成金を提供するにとどまらず、独自の視点やネットワークを生かし、継続的な連携も視野に入れ、採択団体とともにプロジェクトの目標達成を目指していく助成プログラムです。
今年度も募集を開始いたしましたので、該当する団体の方はぜひご応募ください。

スケジュール

  • 募集期間:2020年11月30日~2021年1月5日
  • 助成期間:2021年4月1日~2022年3月31日

※協力型助成で2回以上助成を受けられている方は、助成期間2年間としての申請を受け付けます。

助成カテゴリーの概要

  • 学協会助成・・・学協会の自然保護委員会やワーキンググループが行う自然保護活動に対する助成
  • 国際NGO助成・・・海外の地域において活動実績のあるNGO団体が、地域のステークホルダーと協働して行う自然保護活動に対する助成
  • 国際的プログラムに関する助成・・・国際的な自然保護プログラムのもとに指定された国内の地域における,自然環境保全活動に対する助成

募集要項および 申請書類

各カテゴリーのリンクにアクセスし、各種書類のダウンロードをお願い致します。

申請書類は下記からもダウンロードいただけます。
申請書

応募締切は、 2021年1月5日(火)です。 当日中であれば何時でも構いません。郵送の場合は、当日必着です。
申請に関するご相談・お問い合わせは、下記までお願いします。

問い合わせ先:
公益財団法人自然保護助成基金
Tel:03-5454-1789
Fax:03-5454-2838
Email: office[at]pronaturajapan.com(atを@に換えてください)
担当:板垣

PNニュース第30号発行のお知らせ

2020年11月20日

当財団のニュースレター、PNニュースの第30号を発行しました。
今回は、「2020年、これからの自然保護」をテーマに、コロナウイルスのパンデミックを受けて今後どのような自然保護の形が求められていくのか、2020年までに起こった様々な自然災害と今後どう向き合い、どのように自然と共生していくのかといった内容を扱っております。
今年はコロナウイルスの影響で成果発表会は中止となりましたが、今年終了したプロジェクトの要旨も掲載しております。 ぜひご覧ください。

助成成果報告書がJ-STAGEでご覧になれます!

2020年10月7日

2019年より、自然保護助成基金助成成果報告書は完全オンライン化されました。

当財団ホームページだけでなく、日本最大の科学技術分野の論文データベースであるJ-STAGEにも掲載されるようになりました。
現在、第28号(2019年)と最新版・第29号(2020年)が閲覧可能です。PDFでの全文ダウンロードもできます。
J-STAGEでは、国内のみならず、アメリカや韓国など海外からも、毎月多くのアクセスを得ています。どうぞご高覧ください。

J-STAGE版 自然保護助成基金 助成成果報告書

第31期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成 助成先決定

2020年9月30日

2020年9月28日の臨時理事会において、第31期プロ・ナトゥーラ・ファンド助成の助成先が下記の通り決定いたしました。今期の応募件数は98件、採択件数は22件でした。多くのご応募、誠にありがとうございました。

採択プロジェクト一覧

国内研究助成(採択件数11/応募件数66、採択率17 %、助成金額 ¥10,640,000)
申請団体 申請者(敬称略) タイトル(期間)
アサマシジミ北海道亜種保全チーム 木下 豪太 草原性蝶類アサマシジミ北海道亜種の効果的な生息地管理と遺伝的多様性に関する研究(2年)
ツシマヤマネコ保全生態研究グループ 中西 希 対馬におけるニホンジカの個体数急増が絶滅危惧種ツシマヤマネコの生息環境に与える影響 (2年)
ミヤコカナヘビ研究グループ 安里 瞳 国内希少種ミヤコカナヘビにおいてなにが個体群の成長を妨げているのか?生息密度勾配の把握と集団構造解析によるアプローチ(2年)
島嶼鳥学研究会 高木 昌興 絶滅危惧II類・亜種リュウキュウオオコノハズクの沖縄島と西表島における生息状況と基礎生態の解明 (1年)
浅間山カモシカ研究会 南 正人 シカ捕獲用くくり罠による錯誤捕獲がカモシカに与える中長期的影響(1年)
TRAFFIC(トラフィック) 北出 智美 両生類の国際取引と日本のペット市場(1年)
神子元島カンムリウミスズメ調査グループ 森 貴久 風力発電建設計画地に繁殖するカンムリウミスズメの海域利用の解明 (1年)
富士川保全生態学術研究グループ 岩田 智也 濁水問題の原因究明と生態影響評価を目的とした富士川̶駿河湾複合生態系の緊急学術調査 (2年)
大東諸島生物相研究グループ 伊澤 雅子 海洋島大東諸島の固有種とそれを支えるビロウ林の現状と保全に関する研究―その後の経緯と新しい外来種の影響 (1年)
有明海保全生態学研究グループ 森下 浩史 四半世紀にわたる有明海奥部海域の採泥調査の継続と市民参加型調査手法の開発(2年)
奄美大島ロードキル研究会 浅利 裕伸 奄美大島に生息する希少両生類のロードキルの実態(1年)
国内活動助成(採択件数5/応募件数20、採択率25 %、助成金額 ¥4,590,000)
申請団体 申請者(敬称略) タイトル
島嶼生物多様性保全ネットワーク 山田 文雄 奄美琉球の生物多様性保全をめざしたペットの適正飼養と管理に関する普及啓発および政策提言
公益財団法人日本野鳥の会 浦 達也 風力発電と鳥類の累積的影響評価および自立分散型地域エネルギーと生物多様性保全の推進に関するシンポジウムの開催
エラブオオコウモリ保全・啓発活動プロジェクトチーム 山口 英昌 天然記念物エラブオオコウモリの保全・啓発活動-生息地(口永良部島とトカラ列島)島民による持続的協働体制の構築と実施-
公益財団法人 日本自然保護協会 安部 真理子 名護市東海岸のサンゴ礁域の持つ価値を活かした地域作りへの取り組み
一般社団法人モバイルラッコ隊 三谷優衣子 館山の海の森「藻場」の再生を目的としたウニ類の駆除とモニタリング調査
国内活動助成【地域NPO活動枠】(採択件数3/応募件数6、採択率50 %、助成金額 ¥2,360,000)
申請団体 申請者(敬称略) タイトル
特定非営利活動法人 富士山自然保護センター 古屋 一哉 環境省絶滅危惧ⅠB類コヒョウモンモドキの生息地復元を通した豊かな山地草原環境の再生
中池見ねっと 上野山 雅子 ラムサール条約湿地「中池見湿地」 ウシガエル入れない!入れさせない!プロジェクト
認定NPO法人 びわこ豊穣の郷 金﨑 いよ子 豊かな生態系を持つ小規模エコトーンを作る技術の実用化
特定テーマ助成「保護地域においてオーバーツーリズムが自然環境に与える影響とその対策」
(採択件数3/応募件数6、採択率50 %、 助成金額 ¥4,677,000)
申請団体 申請者(敬称略) タイトル(期間)
知床ヒグマ研究グループ 下鶴 倫人 世界自然遺産知床半島の観光客増加によるヒグマの人馴れに関する研究(2年)
鳥取砂丘多様性保全グループ 唐沢 重考 積極的な観光客誘致が進む鳥取砂丘の昆虫多様性モニタリング法の確立と実践 (2年)
アマミノクロウサギ研究会 鈴木 真理子 増加するナイトツアーがアマミノクロウサギの行動に与える影響とその対策の検証 (1年)
【審査委員による総評】
  • 国内研究助成は環境DNA分析に関連するプロジェクトが増加傾向である。
  • 国内研究助成はプロの研究者による申請が多く、市民活動グループからの申請が少ない。研究成果を具体的な活動に活かすような申請を今後期待したい。
  • 国内活動助成も研究者による申請が多い。もっと地域に根差した活動の申請が増えてほしい。
  • 全体的に研究色が強い。アウトリーチ活動や地域行政との協働といったテーマの申請が増えてほしい。
  • 植物の案件が例年通り少なかったので、今後は植物関係のプロジェクトの申請も増えることを期待したい。


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